福岡県久山町では、1961年より精度の高い生活習慣病の疫学調査(久山町研究)が継続中である。久山町における認知症の疫学調査の特徴は、当教室の医局員と九州大学病態機能内科学の脳卒中専門医が認知症あるいはその疑い例の臨床的診断にたずさわり、その後亡くなられた認知症例を高率に剖検して九州大学神経病理学の専門家が最終的に病理診断を行っていることである。近年の認知症とうつ病の有病率調査は当教室の医局員を中心に2005年、2007年、2012年、2017年の計4回実施された。
当教室の医局員が関わった認知症研究の実績として、認知症の発症率、認知症の有病率・発症率の時代的変化、認知症の危険因子(高血圧、糖尿病、喫煙、睡眠、TREM2、APOE)、および認知症の防御因子(筋力、和食+野菜+牛乳、運動)が挙げられる。
当教室は今後も久山町研究との共同研究を継続し、地域住民における認知症およびうつ病の実態を明らかにしていく所存である。
衛生・公衆衛生学
福岡県久山町では、1961年より精度の高い生活習慣病の疫学調査(久山町研究)が継続中である。久山町における認知症の疫学調査の特徴は、当教室の医局員と九州大学病態機能内科学の脳卒中専門医が認知症あるいはその疑い例の臨床的診断にたずさわり、その後亡くなられた認知症例を高率に剖検して九州大学神経病理学の専門家が最終的に病理診断を行っていることである。近年の認知症とうつ病の有病率調査は当教室の医局員を中心に2005年、2007年、2012年、2017年の計4回実施された。
当教室の医局員が関わった認知症研究の実績として、認知症の発症率、認知症の有病率・発症率の時代的変化、認知症の危険因子(高血圧、糖尿病、喫煙、睡眠、TREM2、APOE)、および認知症の防御因子(筋力、和食+野菜+牛乳、運動)が挙げられる。
当教室は今後も久山町研究との共同研究を継続し、地域住民における認知症およびうつ病の実態を明らかにしていく所存である。
衛生・公衆衛生学